今回は、暗号資産・ブロックチェーン分野を専門とする弁護士のIさん(仮名)にお話を伺いました。金融庁の暗号資産関連のパブリックコメントにも意見を提出されています。
「日本は2017年に世界に先駆けて暗号資産取引所を登録制にしました。利用者保護の観点では先進的ですが、イノベーションのスピードを遅くしている面もあります。」
「2023年の改正資金決済法でステーブルコインの発行が可能になりました。また、暗号資産の税制改正も議論されており、分離課税への移行を求める声が強まっています。」
「アメリカはSECとCFTCの管轄争いで混乱しています。EUはMiCA(Markets in Crypto Assets)で包括的な規制を導入しました。シンガポールや香港は、Web3ハブを目指して規制を緩和しています。」
「DeFiは『誰が責任者か』が不明確なため、規制が難しい分野です。ただ、マネーロンダリング対策の観点から、何らかの規制が入る可能性は高いです。」
「規制は投資環境を良くも悪くもします。規制強化で価格が下がることもあれば、規制の明確化で機関投資家が参入しやすくなることも。規制動向は常にウォッチしておくことをおすすめします。」