今回は、国内大手取引所で5年間勤務した後、独立したFさん(仮名)に、業界の内側をお聞きしました。カスタマーサポート、コンプライアンス、マーケティングなど幅広い部門を経験されています。
「主な収益は取引手数料です。特に販売所のスプレッドが大きいです。また、レバレッジ取引のロールオーバー手数料、IEO(トークン上場時の手数料)なども重要な収益源です。」
「販売所は『初心者を卒業させないビジネス』と内部で言われていました。操作が簡単なので、そのまま使い続けるユーザーが多いです。板取引に移行されると手数料収入が減るので…。」
「コールドウォレットの管理は非常に厳格です。複数人の承認がないと出金できない仕組みになっています。ただ、内部不正のリスクはゼロではないので、定期的な監査と監視体制が重要です。」
「金融庁の監督は年々厳しくなっています。新しいサービスを始めるにも事前相談が必要で、スピード感が出せないのが悩みでした。一方で、規制があるからこそ信頼性が担保されている面もあります。」
「取引所に全資産を置かないでください。私たちも最善を尽くしていますが、万が一のリスクはあります。また、出金制限がかかる前に、定期的に自分のウォレットに移すことをおすすめします。」